当社の2018年新卒の採用活動は6月末に終了し、縁あって内定を出させていただいた方々と過日懇親会を開催致しました。皆さん、元気で明るく来春から一緒に働くのが楽しみです。新卒採用を取り巻く環境は厳しく、所謂売り手市場の中で、いかに当社を認知いただくかをうちの採用担当メンバーも相当苦労したようです。
学校訪問も例年に増して行いましたし、会社説明会も8回(昨年は3回)開催しました。また説明会の内容も座学的なものだけでなく、部品倉庫見学とかより社内の雰囲気を知ってもらうようプログラムを組みなおしました。来年の採用活動を取り巻く環境はより一層厳しくなるでしょうから、更なる仕掛けを考えなくてはなりません。
私は出しゃばりと言われるかもしれませんが、会社説明会で毎回(残念ながらスケジュールの都合で一回だけスキップしましたが)挨拶させていただきました。勿論、最終面接にも参加しました。その中である学生さんが親の転勤で転校を多く経験し、なかなか大変だった旨話されてました。
その話をお聞きし、私も親の転勤の関係でいろいろ苦労というか、経験をさせてもらったなと懐かしく思いました。詳しくは述べませんが、結果として小学校は4校、中学校は3校通いました。中学校は1年は横浜市港南区、2年は東京都北区、3年は熊本市の中学ですから、今思えばめちゃくちゃです。常に新しい環境で自分の居場所をどうやって見つけるか、子供ながらに一生懸命空気を読みながらああでもないこうでもないと試行錯誤していたように思います。
そういうわけで、私はまわりの方々の一挙手一投足に左右されがちで常に自分がどう思われているかばかり気にする傾向にあります。まあ、よく言えば気を遣っているのでしょうが、気を遣うだけならいいのですが、時として気を遣わない相手に遭遇すると、こっちが気を遣っているのに、なんて気を遣わない奴だと、自分勝手な負の感情がふつふつと湧いてきて、精神的に不健全というか疲れてしまいます。
先日、PHP7月号の特集”心のタフな人、しなやかな人”を読んでいたところ、辻秀一さんというスポーツドクターの方が、人間の脳には、外界(環境・出来事・他人)に反応して、意味づけを行なう機能と、内側の自分の心を整える機能があると書かれてました。辻さんは前者を”認知の脳”、後者を”ライフスキル的な脳”と呼ばれていて、現代人は認知の脳だけを使う傾向があり、それだけ使っていると、環境や出来事、他人に振り回されて、疲れたり、不安になったり、不機嫌になったりするとおっしゃってます。一方、ライフスキル的な脳を上手に使っている人は、いつもご機嫌で、楽しく、人生を謳歌しているそうです。
それが出来る人として、イチロー選手があげられています。イチロー選手はメディアに過去の成績や将来の展望を問われても、”今、すべきことをするだけです”と答え、外界にも過去にも未来にもとらわれず、今に生きようと意識しているとのことです。
イチロー選手の域に達するのは不可能としても、何とか辻さんがおっしゃるライフスキル的な脳を鍛えて心を整える術を身に付けたいものです。辻さんは”今に生きよう” ”一生懸命を楽しもう” ”機嫌よくやろう”などと心の中で呪文のように考えて唱えること、また自分の”ご機嫌ワード”を持つことをすすめられています。
私のご機嫌ワード???
鮑、赤貝、みる貝、とり貝、北寄貝、あおやぎ。。。。好きな貝類の寿司ネタしか出てこない。このように単純に生きれば良いのですかね。あはははは。。。