支社長のつぶやき

支社長のつぶやき

今日のつぶやきが最後になりました。今日をもって退職し、42年間のトヨタマン生活にピリオドを打ちます。寂しくもあり、やりきった達成感もあり、Mixed feelingsです(涙)

トヨタ入社して42年、ここ千葉で最後に思うのはまわりへの感謝だけです。多くの方々と知り合い、多くの事を教えておただき、多くの方々から支えられ、何とか最後まで走りきることが出来ました。

特にこの千葉では、土地勘もなく、人脈がない中、殆どの方々が初めて言葉を交わす人たちばかりで、自分の存在感をどう出していけるのか不安に苛まれる毎日でしたし、今日の今日までそれが続いていたと言っても過言ではありません。

カナダでも、アメリカでも、プエルトリコでも、そしてブラジルでもそうだったように、千葉を愛し、千葉に住む人たちを愛するように努めました。文字通り千葉県津々浦々、お客様との接点を求めて行脚しました。接点から何かが生まれる、会えば会うほど相手を好きなると信じた千葉での7年間でした。

私は殆ど何もしてません。良いお客様に恵まれ、良い仲間に恵まれた42年間、そして千葉での7年間でした。本当に感謝しかありません。

明日からどんな人生が待っているのか? 神のみぞ知ると言ったところでしょうか。でも、どんな人生であれ、人を愛し続ける人生にしたいと思います。

長い間、私のつぶやきにお付き合いいただきありがとうございました。また、いつかどこかで皆さんの人生と私の人生がクロスすることを念じてやみません。

皆さん、Take care and Good luck  !

PS:ご報告忘れてました。またまた英検1級一次試験不合格でした(涙)。次回は5月末にあります。今度は3回目、無職になる私には受験料も馬鹿になりませんから、今回はちゃんと英検1級試験によくでる英単語集を購入して臨みます!乞うご期待!

 

緊急事態宣言が延長され1週間弱、新規感染者の数は下げ止まりの局面を迎えております。医療体制の逼迫度はさほど軽減されず、なかなか先が見通せない状況は継続しております。昨年の今頃は、日本において新型コロナウィルス感染症への警戒感が徐々に高まりつつあった時期でした。あれから1年、光陰矢の如し、時が経つのは本当に早いものだと感じます。

あれから1年と言えば、トヨタ部品千葉共販として最後の全社大会を開催したのは、昨年の2月24日でした。正直迷いに迷った開催決行でしたが、徹底した感染防止対策を講じ、全従業員そしてご家族の方々の協力によりクラスターを発生することなく成功裡に終了することが出来たことは、本当にありがたいことだったと今でもしみじみと思いだされます。

3月末の退任を前にして思うのは、この1年は従業員の皆さんとのコミュニケーションを充分取ることが出来なかったと反省してます。当たり前のように行なっていた朝礼も自粛となり、従業員の皆さんの顔を見る機会も少なくなりました。朝一番で、大きな声で”おはようございます””いらっしゃいませ””ありがとうございました”と叫ぶ?機会がなくなり、よし今日も頑張るぞ!という気持ちの高ぶりが薄れてしまった気がします。

それじゃいかん!と今年になって、出社する前に単身アパートでまわりに迷惑にならない程度に朝礼で行っていた挨拶と日常五心(①ハイという素直な心②すみませんという反省の心③お蔭さまという謙虚な心④私がしますという奉仕の心⑤ありがとうという感謝の心)を唱和することを日課としました。取り立ててどうということではありませんが、毎朝必ず声を出し心からそう思うことで、何となく生活のリズムも仕事のリズムも出来上がってくる気がします。

コロナ禍がスタートしてから1年と申し上げましたが、今日は10年目の”3.11”です。私は、ブラジルのトヨタ販売店代表者会議をするために、サンパウロからドバイへの飛行機の中で”3.11″を迎えました。ドバイに着いた途端、現地旅行代理店メンバーから、日本で大きな地震があり相当被害が出ているようだと告げられ、ホテルチェックイン後CNNニュースに釘付けになりました。私は盛岡出身ですし、母の実家は仙台、私自身も仙台で学生時代を過ごしただけに、東北への思い入れは人一倍あるつもりです。

10年経ち、被災された方々の人生がどのように変わったのか、未だに辛い思いをされている方々がどれだけおられるのか、私の想像が全く及ばないところではありますが、被災された方々一人ひとりが少しでも心穏やかに過ごすことが出来る日が来ることを心から祈っております。千葉支社においても、出来るだけ多くの従業員で2:46pmに黙祷を捧げたいと思います。

千葉支社は既に年末年始の休みに入っておりますが、年末最後につぶやきたく出社しました。先回ラストスパートと申しましたので、焦りが出てきたのかもしれません(笑)。あと3か月のつぶやきは、勝手ながらトヨタモビリティパーツ千葉支社長としてのつぶやきと言うよりは、1979年トヨタに入社してからの42年を振り返ってのつぶやきと言う面が色濃く出るかもしれません。ご理解くださいm(_ _)m

先週23日に献血実施しました。今回も沢山の従業員が協力してくれました。9月の38人には届きませんでしたが、28人のメンバーが献血してくれました。私は今回もまた血圧が高く、3度計測しなおして何とか献血させてもらいました。血圧を計測してくれる方が、若い女性ということもあり、どうしても緊張してしまうのかもしれません(笑)

先日、川崎フロンターレ 中村憲剛選手の引退セレモニーが行われました。私はトヨタ時代に中南米部に在籍し、サンパウロにも駐在しましたが、正直それほどサッカーに興味があるわけではありません。従ってJリーグもさほどフォローしているわけではなく、名古屋グランパスの成績が気になるぐらいです。

中村選手の引退セレモニーもたまたまテレビで流れていたので見ただけでしたが、彼のスピーチを聞いて感動し自然と涙ぐんでしまいました。特に感動させられた部分が“何でもない大学生を拾ってくれたフロンターレには感謝しかない”という部分です。後で調べたら、中村選手は中央大学卒業間近になってもプロ入り先が決まらず、フロンターレで練習生としてプロ生活をスタートしたそうです。

記者の方々も中村選手の球さばきなど上手さは認めるが、体が細く華奢だったので大成するとは思ってなかったそうです。それがフロンターレで花開き、日本代表としても活躍したのですから、中村選手のフロンターレへの感謝の思いは相当強いものだと思われます。それを引退スピーチでストレートに表現した中村選手の素直さも心に残りました。

中村選手の言葉をお借りすることはおこがましいことであると百も承知ですし、そこら中から石が飛んできそうですが、私も心の底から素直な気持ちで“何でもない大学生を拾ってくれたトヨタ自動車には感謝しかない”という気持ちで一杯です。

私はトヨタでしか働いてませんので、比較対象がなく、トヨタがいい会社だとか、今一歩の会社だとかコメントする資格はないのかもしれません。しかしながら、いろいろな経験をさせてもらったこと、我慢して使ってもらったことへの感謝は素直なものです。中村選手のスピーチを聞いて、その気持ちをより強く自覚した次第です。ご理解いただければ幸いです。

今日を除くとあと3日で2020年が終わります。今年は皆さんも私も、公私ともに今までにないくらい様々な経験をし、いろいろな思いを胸に抱いたのではないかと思います。その経験そして感じた事すべてがこれからのより良い社会につながっていくことを願っております。

少し早いですが、私から皆さんへの年賀状です

では、また。お元気で。

令和3年年賀状

 

前回つぶやいてから随分時間が経ってしまいました。私、来年3月末で退社予定につき、つぶやける時間も限られてきました。これからラストスパートでつぶやきまくりたいと思います(笑)。

旧聞に属しますが、9月中旬に弊社で献血を実施しました。38人のメンバーが献血に協力してくれました。これまでで一番多い人数です。嬉しい限りです。毎年2回、千葉県赤十字血液センターさんに来社いただき献血を実施しています。ただ、今年は皆さんご存知のように新型コロナ感染拡大の影響で、密を避けるために献血に協力する人が減り、輸血用血液が足りないそうです。

そこで、血液センターさんから追加で献血を実施して欲しいと要請を受け、9月に来社していただいた次第です。その後、輸血用血液の不足状況は更に厳しさを増しているとのことで、血液センターさんから再度の追加実施の要請があり、来週献血を実施することになりました。今回も多くのメンバーが協力することにより、輸血用血液確保の一助になれば幸いです。勿論、私も献血します!

献血は、表現が適当でないかもしれませんが、手っ取り早い社会貢献活動の部類に入ると思います。しかしながら、思っているほど誰でも出来るというものではありません。今回も服用している薬の種類や当日の体調などにより、献血したくても遠慮せざるを得ないメンバーが若干名いました。そういう私も血圧が高く、2度計測していただき何とかOKとなりました。自らの健康管理をしっかり行うことは何をするにしても大切なことだと思います。

健康と言えば、私は2014年6月にトヨタ部品千葉共販の社長を拝命してから一貫して、喫煙しているメンバーに禁煙しようよ!と呼びかけて来ました。しかしながら、私の訴える力が弱かったのか、今年初めまで弊社の喫煙率は30%を下回ることはなく、厚生労働省が今年2月に更新した習慣的に喫煙している者の割合:17.8%を大きく上回っていました。

折しも新型コロナウィルス感染症を重症化させる原因として、高齢であること、持病があること、肥満であることなどと共に、喫煙も取り上げられていたので、私としては最後の1年、禁煙しようよ!という強い思いをより具体的に発信するため、隔月でGM(グループマネージャー)にグループメンバーの喫煙者とそのうち誰が禁煙に踏み切っているかをレポートしてもらうことにしました勿論、禁煙を強制するつもりはなく、喫煙を理由に解雇や降格などコンプライアンスに反することは一切しておりません。ただただ、一緒に働くメンバーにより健康になってもらい、自分のためにも、家族のためにも、最大限人生をエンジョイしてもらいたいという心からの願いです。お陰様で4月時点で約100人いた喫煙者も11月末には40人に減少しました。私の思いをうざったく思われる喫煙者の方も多々おられるとは思いますが、自らの健康にしっかり向き合う良い機会とご理解いただき、禁煙チャレンジに一人でも多く手を挙げて欲しいと思います。

最後に英検1級へのチャレンジ結果です。見事不合格でした(涙)。10月に実施された1次試験の結果は2550満点で1934点、合格ラインが2028点でしたので100点弱足りず、2次試験の面接に進めませんでした。今回も過去問を1回分解いただけで受験するという大胆不敵というか、いい加減な準備で臨みました。その割には思ったより合格ラインに近づくことが出来ました。準1級の試験を経験したことで時間配分等、落ち着いて受験出来たことが奏功したと思われます。ここを退職する前に1級合格を勝ち取りたいものの、1級の求める語彙力は半端でなく、1月末の再チャレンジに向け、相当気合入れて勉強しなければなりません。そう言いながら、未だ始動しておりませんが(笑)。

コロナ感染拡大が止まらず、不安が募る毎日です。寒さも増してきております。

くれぐれもご自愛いただき、良い年末年始をお迎えください。

英語検定1を受験しました。何故、受験したか?私は来年6月に65歳になりますので、その前の3月に千葉支社長を退任いたします。4月からは自由の身?になりますが、幸い今のところ心身ともに大きな問題はないので、何か職を見つけて世のため人のため働きたいと思っています。求職活動するとなると履歴書を提出することになるでしょうが、私には運転免許以外、資格らしい資格はありません。これではまずいと自らの能力の中で唯一世の平均レベルより高いと思われる英語で資格を取ろうと思いました。

いきなり1級を受験するのも英語検定協会に失礼かなと思い、腕試しに準1級を受験することにしました。6月末に一次試験、8月末に二次試験がありました。試験を受けるなんて1994年に米国トヨタから戻った時に受けたTOEIC以来実に26年ぶりなので多少の不安はありました。しかしながら、そのTOEICのスコアは910点でしたし、海外勤務も15年、 過去問解いたらそれなりに解けましたので、まあ楽勝と思って試験に臨みました。 さて、結果は? 下記成績でやっとのことで合格出来ました。

総合点:2382点/3000点満点 (Reading:611/750 Listening:597/750 Writing:621/750 Speaking:553/750)合格最低ラインが2304点でしたので80点弱しか上回っておらず冷や汗もんでした。

考えてみればTOEIC 910点といっても26年前です。米国トヨタ時代は現地で英会話学校に通い英語に対し真摯に取り組んでいましたが、その後の海外駐在ではとりたてて英語の勉強をしませんでした。インプットがなく、ただアウトプットしていくというか、年齢を重ねるとともに身に付けていた語彙も表現も失われていったことに改めて気付かされました。

また、過去問をそこそこ解けたといっても、試験時間をしっかり意識して解いたわけではなく、本番では試験場の雰囲気や制限時間に追われパニクってしまいました。恥ずかしい限りですが、試験場でおじ(い?)さんはまわりの高校生や大学生に圧倒されてしまったのです。合格したものの厳しい現実を認識しました。

さて、次なるは1級へのチャレンジです。今回の1級合格ラインは2630点でした。250点上乗せしなければなりません。一次試験は10月11日、すぐそこです。憶えるどころかどんどん忘れてしまう64歳にとっては大変厳しいチャレンジですが、米国トヨタ時代を思い出し、ここ千葉で真摯に英語力アップに取り組みたいと思います。何とか皆様に吉報をお届けできるように頑張って参ります!!

ご無沙汰しておりました。とりたてて何をしているわけではありませんが、やたらと時間が過ぎるのを早く感じます。歳をとったということでしょうか。寂しい。。。

いささか旧聞に属しますが、6月末から7月初めにかけて夏のお客様訪問を行いました。14年6月に旧千葉共販の社長を拝命してから夏期&年始と年2回お客様回りをしてきましたので、今回が13回目の訪問となります。コロナ感染拡大の中、押しかけるのはいかがなものかとは思いましたが、やはり私としてはたとえ一瞬でも良いからお客様の元気な姿を拝見し、一言でいいから日頃のご愛顧に直接感謝の気持ちを伝えたい一心で実施することにしました。

訪問にあたっては、まず受け入れてもらえるかどうかを確認させていただき、ご了解いただいた場合でも、店頭で短時間かつ距離をとった形での訪問としました。お客様にとっては有難迷惑だったかもしれませんが、私にとってはお互いマスク姿とはいえ、直接お客様のお顔を拝見し言葉を交わすことが出来たことを大変嬉しく思いました。

コロナ感染については、第2波のピークは過ぎたとか過ぎないとか、いろいろな見解が存在するようですが、私としてはこれまでもこれからも、冷静にコロナを怖れながら、やるべき事、やれる事は粛々とやっていきたいと思っています。コロナに関するいろいろな話が飛び交う中、PHP8月号に掲載された、ふなばしアンデルセン公園の細谷園長のお話がとても心に響きました。

細谷園長は1956年生まれ(私と同じ申年です!)、船橋市役所に就職し、2008年から園長になられたとのことです。花を育てるのが趣味で、アンデルゼン公園をそれまでの“緑の公園”から“花の公園”に変貌させました。アンデルセン公園は2015年トリップアドバイザーの日本テーマパーク部門でディズニーランド、ディズニーシーに次いで全国3位に選ばれるまでに成長しました。

公的施設であるアンデルセン公園をそこまで育てられた細谷園長とスタッフの方々のご苦労は相当なものであったと思います。苦労を重ねられて文字通り花を咲かせたアンデルセン公園ですが、コロナ感染拡大予防のために1年で一番花が咲く5月に休園せざるを得ませんでした。細谷園長はとても残念な思いをされながらも、スタッフの方々に“営業できないときだからこそ、園を盛り上げるための引き出しをたくさん見つけておこうね”と話されたそうです。

例えば、花の植え替えも時間をかけて丁寧に作業したり、本やインターネットで未来のための知識を蓄え、次に開園した時に“前と違うね”とお客様に喜んでもらえるようにしようと考えられました。

細谷園長は、“休園ではなく充電、もっと楽しんでもらうための準備期間と考えれば、活動がままならないときも、楽しい時間に変わります。下を向いている暇はありません。苦しいときでも楽しみはある。目標に向かって諦めずに動いていく。それが大切だと思っています。”とお話を結ばれています。

細谷園長がおっしゃること、本当にそうだなと思います。我々千葉支社は、お客様に快適で安心・安全なカーライフを送っていただくために、何が出来るかを考え続けねばなりません。コロナで活動が制限されても、考えまで制限されてはいけません。お客様にアプローチする方法はいろいろありますし、お会いできない時間を活用して新しい生活様式に適した商品は何かを考えることも出来ます。お客様に寄り添っていくんだという強い気持さえあれば、知恵はいくらでも出てくるのではないでしょうか!

そう言えば、タイトルにふなばしアンデルセン公園と書いたものの、一度もお邪魔したことがありません。千葉を去る前に一度訪れ花を愛でる心を育てたいものです。似合わないか。。。(笑)

皆さん、お元気ですか。非常事態宣言が解除されましたね。一息ついたという思いとまだまだコロナとの戦いは続くという緊張感が入り交じった何ともいえない雰囲気が漂っていると感じます。私としてはこれまで通り、冷静にコロナを怖れて行動していくつもりです。

緊急事態宣言や外出自粛要請が出る中で、自粛ポリスやコロナ自警団といった言葉が出てきました。自粛を守っている人が守っていない人に対し過度な攻撃を仕掛けていますし、マスコミもそれを煽っている感じがします。勿論、私も自粛要請を受け入れないパチンコ店や県境をまたいでも開店しているパチンコに通う方々を見ると腹立たしくなります。また、千葉県内を他県ナンバーが走っているのを見ると、つい“おいおいおい”とも思ってしまいます。

しかし、だからといってパチンコ店に投石したり、他県ナンバーの車を煽ったりしていいわけではありませんよね。例え加害者側に理があったとしても、言葉による攻撃を含めて暴力行為や危険行為は厳に慎むべきでしょう。自粛している・していないに起因する嫌がらせや吊し上げに加え、医療従事者及びその家族へ差別的言動がなされていることを耳にするとさすがに大きな失望感を覚えます。

ある識者の方が、“ムラ社会的な相互監視と同調圧力が図らずも感染拡大を食い止める大きな抵抗力の一つとして機能している。しかし、それはまた有形無形の差別や迫害を生じさせている”“徹底的な自粛により感染で死ぬ人は減らせても、経済的リスクによって死ぬ人を増やすことになりかねない”“すべてにおいてただしい決断をしているわけではない。採用された決断・行動の光と影の両面を冷静に評価しながら、より良い方策を模索していくことが望まれる”といった趣旨のコラムを書かれてました。

千葉市の熊谷市長はマスコミへのメッセージで、“心理学からも、自粛を守っていない人をいくら報じても自粛を守らない人は行動を止めません。むしろ、守っているのは馬鹿らしい、守っていない人がいるなら私も、という心理を誘発します。それよりも自粛を守っている人達を報道し、データとともに-みんな守っているよ-と報道する方が結果が出ます”とおっしゃってます。

以前読んだ本の中で、好んで犯罪を犯す人は少なく、止むに止まれず犯罪に走ってしまうのが一般的とありました。自分は本当は善良な人間だが、今度ばかりは特別だと考えてしまう。“本来の人格”と“実際の行動”は別であるということらしいです。自粛を守らない=犯罪とまでは思いませんが、自粛を守らない人に対しその行動を責めても、一回の過ちを否定されているぐらいにしか認識されず、それよりも自粛を守っている人達の努力とその成果を伝えた方が、自らの人格に思いをはせて自粛へ舵を切ってくれるかもしれません。勝手な解釈かもしれませんが。

TV報道で日本赤十字社ホームページに掲載されている“新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~”が紹介されてました。すぐに読ませていただきましたが、第1の感染症は“病気そのもの”、第2の感染症は“不安と恐れ”、第3の感染症は“嫌悪・偏見・差別”で、病気が不安を呼び、不安が差別を生み、差別が更なる病気の拡散につながる、とありました。まさに負のスパイラルです。イラスト入りでとてもわかりやすかったです。

不安や恐れは人間の生き延びようとする本能を刺激し、特定の人・地域・職業を攻撃してしまう。本当にその通りだなと思いました。不安や恐れにふりまわされないために、“気づく力を高める”“聴く力を高める”“自分を支える力を高める”ことが肝要とのことです。

それらを通して冷静な対応が可能となり、それぞれの立場で頑張っているすべての人々に感謝の気持ちを持てるようになれば、負のスパイラルが断ち切れると学びました。私は私の立場で出来ること行い、冷静にコロナを怖れて行動していきたいと思います。

4月になり、トヨタ部品千葉共販はトヨタモビリティパーツ株式会社千葉支社に生まれ変わりました。私は代表取締役社長から支社長になりました。私のサラリーマン生活の最後の最後で大きな変化点に遭遇し、改めて俺の人生は変化点の連続だなと思いました。ほぼ64年生きてきて、引っ越しは20回以上経験しました。通った小学校は4校(盛岡、東京、宮崎x2)、中学校は3校(横浜、東京、熊本)、高校(熊本)・大学(仙台)はさすがにそれぞれ1校でしたが、トヨタに入社してから海外駐在が5回(カナダx2、米国、プエルト・リコ、ブラジル)とある意味めちゃくちゃな人生でした。千葉共販にお世話になりこのまま終わってくれるのかなあと思っていたところでの会社統合、本当に人生いろいろ、島倉千代子です。

そんなどうでもよい私の個人的な感傷を吹っ飛ばすかのように、未だ新型コロナウィルス感染拡大の嵐は吹きまくっています。前回のつぶやきで”冷静に怖れる”行動を公私ともに取ろうと努めている旨申し上げました。勿論、その姿勢は変えていませんし変えるつもりもありませんが、出口がなかなか見えてこない不安の中で、この緊張感を維持していくことは正直なかなかしんどいことだなあと痛感しています。

しかしながら、今この瞬間も重篤な状況にあり病床で苦しんでおられる感染者が沢山おられます。また、その方々を昼夜を問わず支えている医療従事者の方々は、肉体的にも精神的にもギリギリのところで踏ん張られています。本当に頭が下がります。医療崩壊を招くような更なる感染拡大を防ぐため、我々一人ひとりが冷静に怖れる行動(3密を避ける/マスク着用・うがい・手洗い・消毒などの励行)をとらなければならないと思う次第です。

政府から出勤者の7割減をするよう事業者にメッセージが発信されていますが、当支社においては実現は難しいと言わざるを得ません。部用品をお客様にお届けしてナンボのビジネスですし、公共交通機関による移動が制限される中、通院や生活必需品の購入のための移動手段として社会機能を維持する観点から車の重要度は増してきており、お客様に安心安全にお車を使っていただく我々の使命は今こそしっかり実践されなければならないと考えるからです。

そのためにも従業員一人ひとりの健康維持がとても大切です。3密を避けるため①在宅勤務の導入②会議室を執務室に転換し出勤者を分散する③時差出勤④営業は注文いただいた部用品の配達のみとして対面による営業活動は行わない等の対策を実施しています。またスタッフへのマスク配布・各職場への消毒液配布等の予防策を講じています。

皆様のライフラインを維持するためと言ってはおこがましいですが、それくらいの使命感を持ってトヨタモビリティパーツ株式会社千葉支社は、新型コロナウィルスを冷静に怖れながらやるべきことをしっかりやっていきたいと思います。

 

 

 

 

今日、あの未曽有の東日本大震災発災から9年の月日が経ちました。弊社でも14:46に犠牲になられた全ての方々に対し哀悼の意を表するために黙祷致しました。”あの”と申し上げたものの、私は東日本大震災を体験しておりません。2011年1月にブラジルトヨタへ赴任し、3月11日は、ドバイで開催するブラジルのトヨタ販売店代表者会議に出席するため、サンパウロからドバイへに向かう飛行機に搭乗していました。

ドバイの空港に着いた途端、先乗りしていたブラジルトヨタのスタッフから日本で大災害が起きているようだと聞いて、ホテルにチェックインするや否や部屋に駆け込んでCNNのニュースに釘付けになったことを昨日のことのように思い出します。公式イベントに参加する以外は部屋に閉じこもりニュースを見ていました。海外では津波の状況を比較的ストレートに伝えていたので、画面を見ながらこの世のこととは思えない状況に言葉を失っていました。

私は学生時代を仙台で過ごしましたし、母は仙台の出身なので親戚・友人の中には被災した方が沢山いましたが、幸い皆さん命に別条はありませんでした。しかしながら、多くの方々が亡くなられ、9年経った今でもまだ5万人近くの方々が避難生活を強いられている現実に心を痛めています。未だ当たり前の生活を取り戻せていない方々が多くおられるのです。

今、日本全体がコロナウィルス問題で大変な状況です。私は政府の方が正しいとか、野党の方が正しいとかコメントするつもりはありません。またマスメディアで報道されているコメンテーターの意見に対し殊更反応するつもりもありません。

ただ一つ、この問題が報道され始めた頃にある識者の方が”大切なことは常に冷静に怖れることです”とおっしゃっていた言葉が耳に残っています。

それから私は個人としても、弊社の代表者としても、報道の内容からなるべく事実だけを取り出し、冷静に怖れる観点から、自らの行動そして会社のオペレーションに関して覚悟を持って決断しています。結局、自分のことは自分で決めていく。そして自分で結果責任を負うしかないのではと考えます。極端な考え方かもしれませんが。

コロナウィルスで皆さんが不自由な思いをしております。私もイライラすること多々あります。しかし、こんな時こそ当たり前の生活がいかに有り難いものかを再認識し、当たり前の生活に感謝する良い機会ではないかと思います。コロナの問題がいつ終息するかわかりません。しかし、大震災から9年経っても未だ多くの方々が避難生活を強いられています。いつか当たり前の生活が戻ってくると信じて頑張っておられる被災者の方々に学ぶことが沢山あるのでは、、、と思うのは私だけでしょうか。。。

前回の投稿から随分時間が経ってしまいました。毎日ボケッとしているのですが、なかなか投稿出来ません。生来の怠け者につきご容赦ください。

台風15号に続き、台風19号、豪雨と千葉県は短期間に3回の天災に苛まれました。千葉が温暖な地で住みやすいところであることは変わらないと思いますが、ここ千葉でも気候変動の悪影響を受ける可能性が高まっていることを実感しました。いかに気候変動リスクへの耐性を公私ともに強くしていくかが問われていると思います。

豪雨では弊社のau茂原ショップが床上浸水となってしまいました。メンバーは近くのショッピングセンター等に避難しましたが、最終的には弊社の茂原店に避難し一夜を明かしました。とても不安な時間を過ごされたことと心が痛みます。まだまだ多くの方々が復興への途上でご苦労されていることと思います。一日でも早く普通の生活に戻れること祈っております。

随分前になりますが、池谷裕司さんという薬学博士の方の講演をお聞きしました。脳科学の知見を紹介する書籍を執筆されています。大変興味深い講演でしたので、池谷さんが書かれた”自分では気づかない、ココロの盲点”という本を購入しました。購入したのは良いのですが、これまた生来の怠け者につき本棚に入れたままでしたが、最近やっと読ませていただきました。

Q&A方式で30個のココロの盲点を解説されています。どれもがなるほどと納得するものですが、その中で特に納得しただけでなく心に響いたものが、”自己採点”というココロの盲点です。

”あなたは公平に振る舞っていますか”という問いに対し、①平均より公平です②平均より不公平です、の2択でアンケートを取ると、ほぼ100%の人が①と答えるそうです。これは”平均以上効果”と呼ばれ、例えば車の運転手の69%が自分を”平均よりも運転がうまい”と評価しているそうです。いずれの回答も”平均値”の定義にそぐわず、人は自分を正しく評価出来ないだけでなく、勘違いして”平均より良い”とみなしているようです。

池谷さんは、誰も自分を”不公平な人間だ”と思ってないからこそ、社会から差別やいじめがなくならないと指摘されています。考えてみれば私もお金や時間の使い方や、人事における公平性において、”自分は平均的な経営者よりまし” ”これくらいはみんなに比べればたいしたことない” と思う事があります。

”経営者たるもの権限を委譲しても権威は委譲してはならない”と教えを受けたことを以前つぶやいたと記憶してます。これでは遅かれ早かれ権威を失墜してしまいそうです。もともと権威があるかどうかは?ではありますが(笑)

これからは”平均以上効果”を常に意識して、自らの考えと行動を律していきたいと思います。

ページトップへ